目次
はじめに
イメージ化/場所法について
③の「記憶定着技術」の中の イメージ化/場所法(Memory Palace・メンタルイメージ法) について、わかりやすく詳しく解説します。
1. イメージ化とは
イメージ化 は、覚えたい情報を頭の中で 視覚的・感覚的なイメージに変換する 手法です。
- 例:
- 英単語 “apple” → 赤くて丸いリンゴのイメージ
- 歴史上の人物 → 顔や服装、シチュエーションをイメージ
- 数字 → 視覚化しやすい物に変換(0→卵、1→鉛筆など)
ポイント
- なるべく 具体的で奇抜なイメージ にすると記憶に残りやすい。
- イメージは 五感を使うとさらに強化 できる(匂い、手触り、音など)。
2. 場所法(Memory Palace / Method of Loci)とは
場所法 は、覚えたい情報を よく知っている場所の順序に置き換える方法 です。
基本の手順
- 馴染みのある場所を想定 自宅や学校、通学路など、頭の中で自由に動ける場所を選ぶ。
- 場所に情報を置く 覚えたいものを順番に、その場所の特定ポイントに置くイメージを作る。 例:
- 玄関 → リンゴ
- リビング → 猫のぬいぐるみ
- キッチン → フライパンで踊る人形
- 順番にたどる 記憶したいときは、その場所を順番に頭の中で歩きながら、置いた物を思い出す。
ポイント
- イメージは 動きやユーモアを加えると強化 されやすい → フライパンで踊る人形のように変な動きをつける。
- 複雑な情報(数字、歴史、単語など)でも、一つずつ場所に置く ことで整理される。
- 順序の記憶にも強い。
3. イメージ化と場所法の組み合わせ
- イメージ化で情報を 強く視覚化
- 場所法で 順序や整理を付与 → 長期記憶で非常に強力なコンビネーションになります。
例:買い物リストを覚える
- 卵 → 玄関で巨大な卵を蹴る
- 牛乳 → リビングのソファで牛乳が噴き出す
- パン → キッチンでパンが空中でダンス
頭の中で玄関→リビング→キッチンと順番に歩くだけで、自然と思い出せます。
まとめ
- イメージ化:覚えたいものを鮮明で感覚的なイメージに変える
- 場所法:順序や整理のために、よく知っている場所に情報を置く
- 両方組み合わせると、長期記憶への定着が格段にアップ