生きてることの奇跡さ

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はじめに

「生きていることは奇跡だ」ってよく聞くけど、感動ポエムで終わらせずにガチで解体してみると、ほんとに“確率的にも構造的にも奇跡”なんだよね。ざっくり3つの視点から整理するよ。

① 物理・宇宙的な視点:そもそも生命が存在できること自体が激レア

  • 宇宙の星の数は1000億 × 1000億個(銀河×恒星)= 10²²個以上。
  • その中で生命が存在できる条件(液体の水がある/大気がある/適切な太陽との距離…など)がそろった星は、天文学的に見たら“ほぼゼロ”と言っていいレベル。
  • 地球の環境も偶然の連続でできてる。
    • 地球の大きさがちょうどよくなかったら大気がなかった
    • 月がなかったら自転が不安定で気候がめちゃくちゃ
    • 木星がなかったら隕石が降り注いで生命は絶滅し続けてた

→「生命が住める星に生まれた」という時点で、宝くじ一等が百万回連続で当たったレベル。

② 生物学的視点:あなたの遺伝子が成立した確率もほぼ0%

  • 両親が出会わなかったらあなたはいない
  • さらに、そのタイミングで受精した精子と卵子が違っただけでも別の人だった
  • 遡って親の親、さらにその親…と数十万世代続く「すべてのカップルが成立+絶滅しなかった」という連続イベント

ある科学者は試算してる:

「あなた1人が生まれる確率 ≒ 10の2,685,000乗分の1」

もはやゼロ。

③ 意識の視点:「いま体験してる」という主観があること自体が異常

  • ただ生物学的に存在してるだけじゃなく、 「喜び・悲しみ・痛み・愛」みたいな感情を感じ取れる“主観”がある存在って、宇宙の中でも超レア
  • 動いてるロボットは作れるけど、「意識のある機械」はまだ誰も作れてない

→“私”という感覚がある時点で、ただの物質の集まりじゃなくなってる。これが最大の奇跡。

結論:生きてるのは“当たり前”じゃなく“ありえないことがたまたま続いてる状態”

だから「もっと頑張らなきゃ」と自分を追い詰めるための言葉じゃなくて、

「ここまで来れただけで既に大成功なんだから、あとは好きに遊んでOK」

くらいの感覚で捉えるのが正解だと思う。

まとめ

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