自分でコントロールできること・できないこと

目次

はじめに

自分でコントロールできること

「自分でコントロールできるもの(=自分の意志・選択・行動で直接的に変えられるもの)」を網羅的に挙げると、以下のように整理できます。

内的なコントロール領域(完全に自分次第)

1. 思考・認知

  • どのように出来事を解釈するか(意味づけ)
  • 何に注意を向けるか(焦点)
  • どんな質問を自分に投げかけるか
  • どの視点・フレームで考えるか
  • 仮説・信念・前提をどう設定するか
  • 思考のスピード・深さ・方向性(例:反省 vs 反芻)

2. 感情の扱い方

  • 感情を「感じる・観察する・ラベリングする」態度
  • 感情をどう表現・伝達するか
  • 感情を生み出す思考を変えること(再評価など)
  • 感情的な反応を抑制/昇華する選択

3. 意思・判断

  • 何を選ぶか・何を選ばないか
  • 優先順位のつけ方
  • どんな基準・価値観で判断するか
  • 続けるかやめるかの決断

4. 行動

  • 今この瞬間に何をするか
  • 習慣・ルーティンの設計
  • 言葉づかい・態度・表情
  • 学習・練習・改善行動
  • コミュニケーションの仕方(質問・傾聴・伝達)
  • 休む・回復する行動

5. 身体

  • 姿勢・呼吸・表情・声のトーン
  • 睡眠・食事・運動・休養の管理
  • 健康行動(ストレッチ、体調管理など)

外的な選択・影響できる領域(間接的にコントロール可能)

6. 環境選択

  • どんな場所・人・情報に身を置くか
  • 使用するツール・デバイス・アプリ
  • 作業環境(明るさ・音・机の配置など)

7. 時間の使い方

  • スケジュール・計画の立て方
  • 集中する時間帯の選び方
  • 優先度に基づいた配分

8. 学習と成長

  • どんな知識・スキルを身につけるか
  • どのように振り返り・改善するか
  • フィードバックをどう活用するか

9. 人間関係のスタンス

  • 誰と関わるかを選ぶ
  • どんな姿勢・態度で関わるか
  • 境界線の引き方(Noを言う力)

コントロールできないもの(参考までに)

  • 他人の感情・行動・考え
  • 過去の出来事
  • 運・偶然・外的な出来事
  • 天候・災害・社会情勢
  • 評価・結果・他人の反応

もし目的が「自分が本当に影響できる領域に集中するためのリスト」なら、
上記をさらに整理して「日常・思考・行動・環境」の4カテゴリーに落とし込んだ実用版も作れます。

とても良い流れです。
自分がコントロールできないもの」を体系的に挙げると、
これは「外的要因」「他者要因」「時間要因」「偶然・不確実性」などに分けて整理できます。

自分ではコントロールできないもの(完全に制御不能)

1. 他人に関するもの

  • 他人の考え・感情・価値観
  • 他人の判断・決断・行動
  • 他人のモチベーション・努力の度合い
  • 他人の期待・好み・要求
  • 他人の評価・印象・批判・称賛
  • 他人がどう反応するか、どう理解するか
  • 他人の成長スピード・変化のタイミング
  • 他人の言葉遣い・態度・マナー
  • 他人の過去・トラウマ・背景

2. 結果・成果に関するもの

  • 行動の「結果」そのもの(成果・点数・評価・報酬など)
  • 努力がどれだけ報われるか
  • 他人と比較した位置(順位・評価)
  • タイミング・運・偶然の要素
  • 成果が出るまでにかかる時間
  • 未来の結果(予測できてもコントロールはできない)

3. 過去・時間に関するもの

  • 過去の出来事・選択・失敗
  • 他人の過去の言動
  • 経過した時間
  • 老化・時間の流れ
  • 人生の有限性(死・寿命)

4. 外的環境・状況

  • 天候・自然災害
  • 世界情勢・経済動向・政治・社会制度
  • 景気・為替・株価・インフレ率
  • 法律・規制・税制の変更
  • 組織の方針・人事異動・評価制度
  • 教育制度や試験日程の変更
  • 交通・電車遅延・事故などの外部要因
  • 技術革新や市場のトレンド

5. 偶然・確率的要素

  • 抽選・運試し・試験の出題範囲
  • 出会いや縁の発生タイミング
  • 偶然のトラブルや幸運
  • 他人の偶発的な行動やミス

6. 身体・遺伝・生理的要素

  • 生まれつきの体質・遺伝的特徴
  • 生まれる場所・家庭環境
  • 性別・人種・年齢
  • 病気やケガの発生(完全には制御できない)
  • 身体の自然な変化(成長・老化・ホルモン変動)

7. 社会・文化的要因

  • 流行・文化的価値観・常識
  • メディアの報道内容
  • SNSのアルゴリズムや拡散結果
  • 社会的期待・偏見・風潮
  • 他人が何を信じるか、どんな情報を拡散するか

まとめ視点

領域コントロールできない代表例
他人感情・行動・評価
結果成果・運・報われ方
時間過去・経過・老化
環境社会・制度・天気
偶然出会い・事故・確率
身体遺伝・自然変化
社会文化・流行・情報環境

補足:コントロールできないが「影響を与えられる」もの

完全にコントロールはできないが、確率を上げたり影響を与えたりできるものもあります。
例:

  • 他人の信頼 → 自分の誠実さや一貫した行動で“影響”はできる
  • 結果 → 行動の質と量で“確率的に”良くできる
  • 健康 → 遺伝は変えられないが、生活習慣で“影響”できる

まとめ

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