目次
はじめに
「動機低下の兆候把握」は、気づかないうちにモチベーションが落ちている状態を早めにキャッチする仕組みです。詳しく見ていきましょう。
動機低下の兆候把握(Early Warning Signs)
1. 行動面のサイン
- 先延ばしの増加 ・やるべきことを「後でいいや」と考える回数が増える ・タスクに取りかかるまでの時間が長くなる
- 中断・回避の頻度増加 ・勉強や作業を始めてもすぐスマホを触る ・「今日は気分じゃない」と言い訳が増える
- 時間の偏り ・本来の優先課題よりも楽なことに時間を使う (例:整理整頓やSNS閲覧ばかりしている)
2. 感情面のサイン
- 感情的抵抗 ・タスクに対して「面倒」「やりたくない」という強い嫌悪感
- 不安や焦り ・「できないかも」「遅れてる」というネガティブ思考が先行
- 退屈感・無関心 ・やっていても充実感や意味を感じにくい
3. 認知面のサイン
- 合理化・正当化 ・「今日は忙しいから」「気分がのらないから仕方ない」と理由付けが増える
- 目標の忘却・曖昧化 ・「なんでこれをやってたんだっけ?」と目的意識が薄れる
- 集中力の低下 ・同じ内容に集中できる時間が短くなる
4. 兆候把握の具体的方法
- 行動ログの記録 ・ポモドーロタイマーや学習アプリで作業開始・中断を数値化
- 気分チェックリスト ・毎日の「やる気スコア」(1〜10)を自己評価 ・抵抗感や不安の有無を簡単にメモ
- パターン分析 ・兆候が出やすい時間帯・状況(例:夜・スマホ近くにある時)を把握
👉 まとめると、兆候把握は「やらなくなった」段階では遅く、「やるのが重く感じる初期サイン」を捕まえるのがポイントです。