目次
はじめに
Motivation Systemの下位構造③「目標設計(Goal Architecture)」の中の「目標タイプ」 を詳しく説明しますね。
目標タイプの2軸
1️⃣ 成果目標(Outcome Goals)
- 定義:学習の結果として達成したい「外的な指標」
- 例
- 英検◯級に合格する
- テストで80点以上を取る
- TOEICスコア700点
- 志望校に合格
- メリット
- ゴールが明確で測定可能
- モチベーションの「旗印」として強力
- 達成時に大きな達成感を得られる
- デメリット
- 達成できなかったときに挫折感が強い
- 長期目標だと途中で「遠すぎる」感覚になりやすい
- 外的動機に寄りがちで「燃え尽き」につながるリスク
2️⃣ プロセス目標(Process Goals)
- 定義:学習の過程・行動そのものに焦点を当てた目標
- 例
- 1日30分英語を勉強する
- 週3回ジムに通う
- 毎日5問の過去問を解く
- 勉強した内容を毎日SNSでアウトプットする
- メリット
- 日々の行動に落とし込めるので達成感が得やすい
- 習慣化・継続性を高める
- 自分でコントロールしやすい(点数や合格はコントロール不可)
- デメリット
- 成果につながらない行動を続けてしまうリスク(「量だけ」になる)
- 外部から見て分かりにくい → モチベーションの「見栄え」には弱い
両者のバランスが重要
- 成果目標だけだと → 遠くて疲れる・失敗リスク大
- プロセス目標だけだと → ゴールがぼやける・方向性を失いやすい
👉 ベストは「成果目標を旗印に置きつつ、日常はプロセス目標に集中」 です。
実用イメージ
- 成果目標: 「半年後のTOEICで700点を取る」
- プロセス目標:
- 毎日20分リスニング練習
- 週に2回模試を解く
- 間違えた問題を必ずノート化
こうすると「旗印(成果)」に向けて「習慣(プロセス)」がモチベーションを支える仕組みになります。