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内発的動機について

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はじめに

まず「内発的動機(intrinsic motivation)」は、学習や行動そのものに「面白い」「知りたい」「できるようになりたい」という楽しさや価値を感じることで生まれる動機です。外部からの報酬や罰ではなく、活動自体が目的になるのが特徴です。

内発的動機の特徴

  1. 活動そのものが楽しい 例:パズルを解くのが単純に面白い、数学の証明が「美しい」と感じる。
  2. 自己成長・探究欲に基づく 学びを通じて自分が伸びている感覚や、新しい知識を得ること自体に満足感を得る。
  3. 持続力が高い 外的報酬(点数・ご褒美)がなくても続けられるため、長期的な学習に強い。
  4. フロー体験につながりやすい 集中して没頭できる状態(フロー)を引き起こしやすく、結果的に学習効率も高い。

内発的動機を高める要素(自己決定理論から)

Deci & Ryan の 自己決定理論(Self-Determination Theory: SDT) によると、内発的動機は以下の3つの欲求が満たされることで育ちやすくなります。

  1. 自律性(Autonomy) 「自分で選んでやっている」という感覚。やらされているのではなく、やりたいからやる。
  2. 有能感(Competence) 「できるようになっている」「上達している」という実感。挑戦と成功体験がカギ。
  3. 関係性(Relatedness) 「人とつながっている」「理解を共有できる」という感覚。仲間や先生とのやり取りがプラスになる。

内発的動機の具体例(学習場面)

  • 好きな本を夢中で読み進める → 読書そのものが楽しい
  • 英語を使って海外の友人と話したい → 言語学習が手段であり同時に楽しさもある
  • 数学の難問を自力で解けたときの快感 → 問題解決がご褒美になる

👉 内発的動機は「自分の中にある好奇心や楽しさ」を出発点にするので、環境づくりや自己の気づきがとても重要です。

まとめ

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