目次
はじめに
効果の少ない勉強法について
勉強に時間をかけても成果につながりにくい「効果の少ない勉強法」には、いくつか典型的なパターンがあります。以下に整理してお伝えします。
1. 受動的すぎる学習
- ただ読むだけ(教科書や参考書を眺める)
- マーカーを引くだけ(引いて安心するが、頭に残らない)
- ノートをきれいにまとめるだけ(理解より見た目重視になる)
👉 記憶は「思い出そうとする」ことで強化されるため、受け身の勉強は効果が薄い。
2. 短期詰め込み型
- テスト直前に一気に暗記する
- 徹夜で覚える
👉 短期記憶には入るが、数日で忘れる。
👉 長期的に力をつけたい場合には逆効果。
3. 理解抜きの丸暗記
- 仕組みや背景を無視して暗記だけ
- 数学の公式や英語の文法を「唱える」だけで使えない
👉 応用問題に対応できず、知識が「点」で孤立してしまう。
4. 漫然とした繰り返し
- 解いた問題を「答えを見ながら」何度もやる
- 分からない問題を飛ばして放置
👉 「できない部分を潰す」という勉強の本質から外れる。
5. マルチタスク勉強
- 音楽を聴きながら
- スマホ通知を見ながら
- 勉強中に別のことを考えている
👉 集中が分散され、インプットが浅くなる。特に「歌詞ありの音楽+暗記」は相性が悪い。
6. 復習不足
- 習った直後にだけ理解して「できた気になる」
- 復習の間隔を空けすぎて忘れる
👉 「忘却曲線」に逆らえず、記憶が定着しない。
7. 目標と勉強内容がズレている
- 入試なのに基礎を飛ばして難問ばかり解く
- 英会話をしたいのに文法問題集ばかりやる
👉 実際に求められるスキルと訓練内容が一致しないため、成果につながらない。
まとめ
効果の少ない勉強法の共通点は、
✅ 「受け身」
✅ 「短期的」
✅ 「目的とズレている」
ことです。
逆に効果的な勉強法は、
- 能動的に思い出す(テストする)
- 時間を分散させて繰り返す(間隔反復)
- 理解と関連づけを重視する
- 弱点に的を絞る
といった特徴があります。